もし、四月の蘇杭の春が、元気いっぱいの小娘のようなものだとするなら、やんちゃではあるけれども爽やかで活気に満ちている。それに対して、四月の広東の春は、情熱的な女性のようなものだ。湿度も温度も非常に高く、飛行機から降りたばかりの私には少し受け入れがたい。
おそらく帰る前に何かを間違えてしまったのか、私はズボンをバッグにしまってしまった。だから、多くは言えないが、少なくとも空港の中は全体的に黒く、模様があり、のんびりと飛んでいる蚊たちは本当にごちそうになった。
同様に、彼らのおかげで、この夜はほとんど目を閉じることができなかった。幸いにも電気とインターネットがあるし、同じく足止めされている人々や当番の警備員もいるので、孤独にはならないだろう。
空港でパソコンを開くということ自体が、残業の連続と勘違いされやすい（笑）。
地下から出てくると、太陽が昇り始めていた。
今日は珍しい良い天気だ。前の日々の連続した雨が消え去り、空は雲一つなく、澄んでいて穏やかだ。まるで温かく潤いのある玉石のようで、つい触れてみたくなる。
ただし、最後には腰を曲げて足首を数回揉んだ。十字でかゆみを抑える効果があるかどうかは言い難いが、少なくとも微かな痛みはかゆみよりも快適だ。
私はバス停の柵に寄りかかって日光浴をしている。
金属の冷たい感触が乾燥した肌を潤し、眠くなっていた頭を少し目覚めさせる。
次第に明るくなっていく太陽の光が、一晩中たまった湿気と寒さを優しく追い払ってくれる。もう少し待っていると、キノコが生えてしまいそうだとさえ思えるほどだ。体が再び温かく乾燥してくる。
時間は早いが、通勤路には人がたくさんいる。
バッグを背負った若者、書類バッグを抱えた中年、ビデオを見ながら片手でスマートフォンを操作する女の子、髪の半分が白くなったおばさんが使い道のわからない古い赤いプラスチックのバケツを持っている、そして伝統的な雰囲気のある長袖の学生服を着た子供たち。さまざまな人々がいるが、目的は異なるものの、同じ道を進み、今日の生活に向かっている。
休憩は十分だったので、私は人の流れに逆らって上り坂を進む。
私もまた、群れに従い、規則に従う普通の人間だ。しかし、この退屈な日常から少しの快感を得ることは妨げられない。
私の視線はゆっくりと動く人々、濃い緑の枝々を通り過ぎ、焦点を失って遠くを見つめる。
アパートメントでは、名前の知られていない種子が芽を出し、幼い葉が太陽に向かって伸びている。まだ完全に広がることはできていない。
快適なベッドがあり、馴染みのある枕があり、洗顔をすれば一日中安心して眠ることができる。
平日の悩みは私には関係ない。贅沢にも素晴らしい追加の休暇を楽しむことができる。
私は濃い黒いクマを抱えて道を歩いている。口ずさむのは単調で繰り返される小さな曲だ：
神仙になりたい、鶴に乗って空を飛びたい、石を金に変えたい、言葉にできないほど素晴らしいことをしたい、必ず、崂山に行って仙術を学ぶ～